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【医療費で検討】チンチラにペット保険は必要?入るならお迎え前から検討しよう

 

げっ歯類の中では病気になりにくいと言われる、チンチラ。
そんなチンチラにも、ペット保険は必要なのでしょうか?

この記事では、我が家のチンチラ「ちゅろす』」のために、ペット保険に加入・使用した際のお話を書きますが、私は絶対にペット保険に入った方がいい!と思って記事を書いているわけではありません。

ただ、長く一緒にいれば、そのうち体調不良や怪我で病院にかかる必要が生じることもあります。
これからチンチラをお迎えする方や、ペット保険を検討している方の検討材料になりますように。

 

こんな方におすすめ

  • ペット保険に入る必要はあるの?
  • いくらぐらいかかる?
  • いつ入ればいいの?

我が家のチンチラの保険

我が家が加入している保険は、アイペット損害保険株式会社の「うちの子Cute」です。
これに加入した理由は、お迎えしたペットショップが代理店となっていたのがこの会社の商品だけだったからです。
チンチラの保険の多くは、「お迎えした時」に保険に入らないと後から入ることができません。
なので、基本的には保険に入りたいときは、購入するペットショップが、その保険の代理店となっている必要があります。なので我が家同様、選べない場合もあるということになります。

 

保障割合

うちの子Cuteは、保障割合が30%、50%、70%と選択でき、チンチラは生涯同じ保険料です。
我が家は70%プランに加入中ですが、年度ごとに変更することも可能です。

ちなみに、ウサギやフェレットは年齢ごとに保険料が変動、かつチンチラと比べ値段が少し高いです。これは病気へのかかりやすさなどが影響しているのかな、といった印象を受けました。

 

加入時の流れ

この保険に入った際の流れについて簡単に説明をします。
加入した日から保障を受けることができる保険で、極端に言えばお迎えした直後に病院に行っても保険を使用することができます。
ただ、注意しておきたいのは窓口精算ができるのは保険証が届いてからになります。
窓口精算というのは、病院での会計時にその場で保障金額を引いた価格でお会計ができるということです。保険証が届くまでは、領収書を添えて申請をし、振り込みなどで保険金を受け取る流れとなります。

届いた保険証がこちらです。

 

 

 

 

 

加入時の流れ

  • ペットショップにて手続きをする
  • ペット名の登録(申込から3日以内にハガキ投函、またはWEBより)
  • 保険証が届く
  • 病院で保険証を提示して窓口精算が可能

流れを見ればわかるように、あまりこちらでやることは多くありません。
ペットショップで必要書類に記入をして支払い情報を登録したら、名前を決めてそれを登録するのが飼い主側がやることで、あとは保険会社とペットショップにお任せでした。

 

保険の必要度を検討してみよう

お迎えする時のチンチラは当然、元気で病気や怪我のない状態で、若いことが多いですよね。
私もちゅろすを迎える時は、この子が病気になるの?ずいぶん先のことなのに今から保険料を毎月払うの?と思って迷いました。ただ、私は大変心配性なので、念のため病院に行くことも加味して加入しましたし、入ってよかったと思っています。

ただ、それはどの飼い主さんにも当てはまることではないと思うので、保険に入った場合と入らなかった場合を検討してみたいと思います。

今までの医療費で検討

実際に我が家がお迎え後3か月間で、かかった医療費を検討してみます。
お迎えしてすぐは、飼い主もチンチラも慣れない状況なので、ストレスや温度による影響で不調を起こしたり、事故による怪我も起こりがちでした。

ちゅろす
ちゅろす
おれってこう見えて
デリケートなんだよネ。

動物病院A 「軟便で受診」初診料/検査料/薬代→4620円(保険会社負担3234円)
動物病院A 「 〃 」再診料/薬代→3300円(保険会社負担2310円)
動物病院A 「 〃 」再診料/薬代→3300円(保険会社負担2310円)
動物病院A 「 〃 」再診料/尿検査→2530円(保険会社負担1771円)
動物病院B 「軟便で受診」初診料/検査料・・・3800円(保険未適用
動物病院C 「怪我」初診料/登録事務費/レントゲン検査→8140円(保険会社負担5698円)

※赤字で示した保険未適用となった診察については次の「保険の盲点」の項目で書きます。

3か月間の合計 25690円
内、保険会社負担 15323円
自己負担 10367円

3か月分の保険額は1420円/月で4260円なので、自己負担額を足して14627円です。
25690-14627=11063円
つまり保険に入っていなかった場合は、11063円多く払う必要があったという計算になります。

この計算では、保険に入っていなければ一万円以上多く払う必要があったことが確認できました。しかし、もし事故も起こさず、もしチンチラの胃腸もすこぶる調子がいい!といった場合では損した可能性もあります。

そもそも保険は、結果論的な面があるので仕方ありません。
もし損だった場合は、支払った保険額は「安心料」ということになるのでしょうか。

 

保険対象外の場合がある

これに関しては私が無知なのか、ペットショップが不親切なのかわかりませんが、後から知ってびっくりしたことなので、皆さんにも知らない方がいたら読んでおいて欲しい項目です。

Nami
Nami
ここポイントです!
それは、「保険対象外になる場合」についてです。
アイペットさんのうちの子Cuteの契約のしおりを確認しました。

以下の項目は保険対象外

・既往症・先天異常
・ワクチン等の予防接種により予防できた病気
・予防目的の再診料・初診料・ワクチン費用
・傷病に当たらないもの(妊娠出産、去勢・避妊、歯切り、歯削り(不正咬合を含みます)、爪切り、耳掃除、黄門線絞り、乳歯遺残、停留睾丸、臍ヘルニア、そけいヘルニア、断耳、断尾など)
・健康体に行なわれる検査、健康診断
・健康食品。医薬部外品
・治療費以外の費用
・自然災害によるもの
・保険契約者による重大な過失によるもの

健康診断や妊娠出産などの項目が、保険適用にならないのは人間と同じような感じがしますね。

この項目で問題なのが、「不正咬合」です。
チンチラにはままある病気であり、かつ発症すると、定期通院や再発、その度に薬、歯を削る手術や麻酔の費用がかかることもあります。そして放置して悪化した場合、餌が食べられなくなり排泄ができなくなり、最悪の場合、死に至る病気です。
こんなにも立派な病気であるにも関わらず、保障範囲外というのは正直、納得がいかないところです。

「不正咬合」でも保険が使える場合

但し
注意事項にはこう記載されています。

注意事項

「※他の傷病の治療の手段としてこれらの処置または
これらに対しての処置を行なった場合を除きます」

つまり、「歯が伸びてきた」だけの通院では保険適用できないけれど、それが原因で他の症状や病気をきたしている場合には保険適用になることもありますよ、という意味ですね。
我が家の場合では、動物病院Aに「軟便」で受診し、原因が歯の伸びによるものだと分かっても保険が使えました。しかし、同じ症状でセカンドオピニオンとして行った動物病院Bでは、「不正咬合」として処理されて保険適用になリませんでした。

実際に通院してみて、チンチラの状況や病態により、病院により、処理や対応が異なるのが現状だと感じました。心配な場合は、病院に事前確認するのもありかもしれません。

 

他のペット保険も調べてみる

他のペット保険について調べたのは、ちゅろすが動物病院デビューした時のことです。

軟便と食欲も落ちたため通院することになり、他のペット保険はどんな内容なのだろう?とネットで調べました。チンチラの入れるペット保険は、現在あまり多くはありません。

似たタイプの保険

アイペットと似たような感じの保険で、アニコムさんの「どうぶつ健保はっぴい」がありましたのでホームページの情報から、条件を比較してみました。

アイペットうちの子Cute アニコムどうぶつ健保はっぴい
加入条件 お迎え日までに加入 お迎え日までに加入
保障開始時期 申込当日から 申込当日から
プラン 30、50、70% 50、70%
保険料(70%) 1420円/月 1680円/月
通院(70%) 12000円/1日
年間22日まで
14000円/1日
年間20日まで
入院(70%) 30000円/1日
年間22日まで
14000円/1日
年間20日まで
手術(70%) 15万円/1回
年間2回まで
14万円/1回
年間2回まで
窓口精算 ○ 保険証が届いたら ○ 2か月目から

70%プランで比較してみましたが、全体的にはかなり似ている保険にはなります。

・30%のプランがない
・入院の場合の日額
・窓口精算ができるタイミング

この辺りが少し気になるポイントでしょうか。
ただ、前述しましたが、比較したところでお迎えしたい子のいるペットショップ等が代理店となっていなければ選んで入ることはできません。

 

後からも入れる保険

購入時にペットショップ等で入ることができる保険がメインなのが現状のようです。
しかし、その時には入らなかったけど後から入りたい、里親で迎えたなどの場合で、後から入れる保険もありました。

SBIプリズム少短」という商品で、保障割合は100%で三つのプランがあります。

アイペットやアニコムの保険がウサギやフェレットと区別して保険料を設定しているのに比べ、小動物全般の大きな括りで保険料が決まって、少し値段は高いようです。ただ、チンチラは満5歳までいつでも加入することができ、年齢に関わらず保険料は一定なのは同じでした。

 

今回の検討の結果は?

今回は、チンチラのペット保険について書いてきました。
最終判断は、飼い主さん次第にはなりますが、私のように心配性で病院に相談が多くなりそうな人の場合には入っておいた方が無難だと思います。
また、契約の解除をすることはできるのでひとまず入ってみて、使わないようなら解約するのもアリだと思います。

ただ、保険を入るかどうかに関わらず、異変を感じたり事故が起きたら迷わず病院に連れて行ってあげてくださいね!もしあなたが、そのお金を惜しく思うのなら、チンチラに限らず、動物の飼育をすることは難しいと思います。
この記事が保険を知るきっかけになってくれたら、嬉しく思います。

Nami
Nami
では、素敵なチンチライフを〜!

拝読、ありがとうございました!

  • この記事を書いた人

Nami

2021年12月チンチラの男の子をお迎え。 主人と2人1匹暮らし。 砂糖菓子のような見た目でチュロスと命名して可愛がり、夫から過保護といわれています。。 管理栄養士の資格をもつ、料理が好きなアラサーです。 いつかチンチラのご飯も作れないかなと妄想しながら、チンチラママ業奮闘中です。 過去の飼育歴は幼少期にハムスターのみです。チンチラ飼育歴もまだまだ浅いですが、初心者なりに経験したことなどを書き、これから初めて飼われる方の良い情報源となりますように。。

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